寝具と言えば西川というくらい、歴史があるのが西川の布団ですよね。最近では、東京西川や日本橋西川などものれん分けもされていて、全国に愛用者がいる寝具ブランドです。では、西川が販売しているマットレスや敷布団の魅力とはいったいどんなところにあるのでしょうか。取扱商品についてもご紹介いたします。
有名なマットレス西川その特徴とは
布団やマットレスというと、その名を思い浮かべるほど寝具業界で名をはせている西川。そもそも西川とは西川産業のことで、古くは1566年に創業した歴史あるブランドです。初代は蚊帳や生活用品業を営んでいたのですが、1887年にふとんの販売を手掛けるようになりました。1947年には西川産業株式会社が設立され、1958年には合繊安眠デラックスわたを開発してこれを使った洋式のかけ布団が出回るようになったのです。その後、マットレスや敷き布団、枕などの開発を手掛ける一方で有名デザイナーと提携し、より良い寝具を世に送り出しています。
そんな西川がこだわっているのが、心地よい睡眠です。特に敷布団やマットレスにこだわりがあり、2001年には、「整圧敷きふとん」を発売、瞬く間に人気商品となりました。また、玉子型の点で体を支える「むあつ布団」、睡眠中のセルフケアの観点から開発された「エアー」は、グッドデザイン賞も受賞し、有名スポーツ選手も愛用しています。
最近はやりの東京Airとは
スポーツ業界をはじめ、一般の方の間でも注目されているのが東京Airです。
Airは、素材となるウレタンフォームの凸凹に工夫を加えて、より体をバランスよく支えることに特化しています。その特徴を詳しく見ていきましょう。
・点で支えて体圧分散
一般的な敷布団の場合は、寝転ぶことで体の一番重いところに体重がかかってしまいます。人の体でいうと腰の部分が一番重いため、腰痛が起こりやすくなります。ところがAirの場合は、マットレスの表面に多数の凹凸を施しています。この工夫で体圧を分散し、睡眠中の血行不良を改善、眠っている間に受ける体の負担を軽減します。
・スムーズな寝返りで深い睡眠
人の体の比重は頭部が8%、背部が33%、腰部が44%、脚部が15%という配分となっています。Airでは体圧分散を行い体を全体で受け止めるので、一部に負荷がかかることなくスムーズな寝返りができます。そのため、良質な睡眠をとることができます。
科学的な裏付けもあり、日本睡眠科学研究所と早稲田大学スポーツ科学学術院福林研究室とが共同研究によっても良質な睡眠が実証されています。
・通気性が良い
ウレタンフォームというと通気性の悪さが気になりますが、Airは通気性を良くするための構造となっていて汗などの水分を放湿していきます。
・デザイン性が良い
Airは、日本のグッドデザイン賞だけでなく、アメリカやドイツなど海外でもそのデザイン性を高く評価されています。
気になる東京Airのサイズ展開は、シリーズによって異なります。
・Air01
マットレスタイプ
シングル(8×97×195cm)
セミダブル(8×120×195cm)
ダブル(8×140×195cm)
80サイズ(8×80×195cm)
90サイズ(8×90×195cm)
ベッドマットレスタイプは、厚みが6cm増えてそれぞれ14cmとなります。
・Air03
マットレスタイプ
シングル(9×97×195cm)
セミダブル(9×120×195cm)
ダブル(9×140×195cm)
ベッドマットレスタイプは、厚みが5cm増えて、それぞれ14cmとなります。
・AirSI(プレミアムモデル)
マットレスタイプ
シングル(9×97×195cm)
セミダブル(9×120×195cm)
ダブル(9×140×195cm)
78サイズ(9×78×195cm)
88サイズ(9×88×195cm)
ベッドマットレスタイプは、厚みが5cm増えて、それぞれ14cmとなります。
高反発マットレスであるボナノッテとは?
東京西川から販売されている商品で、今話題なのが「ボナノッテ」です。
・ボナノッテの特徴はファインセルにあり
ボナノッテは、質の高い睡眠を実現する高反発マットレスで、ファインセルという独自開発された高反発ウレタンフォームを採用しています。
ファインセルは適度な反発力があり、体圧分散をしながら全身を支えて、理想的なSカーブの睡眠姿勢を保ちます。
通常のウレタンフォームであれば、体温で形が変わるなどのデメリットがあったのですが、ファインセルでは温度変化による影響もなく、季節を問わずに快適な睡眠環境が作れます。
また、ファインセルはウレタンフォームと言っても多孔質構造が使われているので通気性も良いのが特徴です。
・サイズ展開
商品は、敷布団タイプと、ベッドタイプの2つのラインナップがあります。サイズをご紹介します。
・敷布団タイプ
シングル(97×200×9cm)
セミダブル(120×200×9cm)
ダブル(140×200×9cm)
敷布団タイプは3つ折りになっており、簡単に立てることができるので、お手入れもしやすくなっています。
また、購入日から3年間の品質保証制度もあります。
・ベッドタイプ
シングル(97×195×15cm)
セミダブル(120×195×15cm)
ダブル(140×195×15cm)
ベッドタイプは15cmの厚みがあり、しっかりと快適な睡眠をサポートします。
また、購入日から12年間の長期保証が付いており、安心して使い続けることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。こだわりたっぷりの西川の寝具について紹介しました。日々の疲れを取るための睡眠は良質なものにしたいですよね。素材や価格帯などを参考にして、ぜひ自分に合った寝具を選んでみてください。