マットレスや敷布団で冷え解消?

目次1 睡眠は冷えによって妨げられていた?2 冷え性の人におすすめの寝具の選び方3 冷え性の人におすすめのマットレスの選 … 続きを読む マットレスや敷布団で冷え解消?

この記事は約5分で読み終わります。

女性の半数以上が冷えを気にしており、睡眠中に寒さで、目が覚めたり、良く眠れないといった体の悩みを抱えている人が増えています。冷え性を改善し、快眠を得るための方法をご紹介します。

睡眠は冷えによって妨げられていた?

睡眠を妨げる冷えの原因は、運動量が少ない生活をしていたり、シャワーだけで入浴を済ませたり、低血圧だったりすることが多いです。これらの原因により、血流が悪くなり、うまく体温調節ができなくなります。

いい睡眠のためには寝返りは必須です。寝返りには、体のゆがみの調整や、布団の中の湿度や温度の調整、血行の促進などの役割があり、良い眠りに欠かせません。寒いからといって厚着やパジャマの上に重ね着をすることは、寝返りを妨げる要因です。また、厚着をしていると、汗が蒸発しづらくなり、逆に体を冷やしてしまうことがあります。

そうなると寝具の保温性と吸湿性が大切になります。寝汗をかいて体が冷えてしまわないように、寝具が汗を吸収する必要があります。マットレスにシーツを敷くだけでは、不十分です。そこで、マットレスや敷布団の上には、羊毛のような保温性、吸湿性のある敷毛布やベッドパッドを敷くことをおすすめします。

冷え性の人におすすめの寝具の選び方

冷え性の方の寝具の選び方のポイントは、「睡眠中の寝汗を吸湿すること」「吸収した寝汗を放出すること」「一定の温度と湿度に調整すること」の3つです。寝汗をかくことで体温が低下し、眠りが深くなりますが、この寝汗が吸収されなければ、蒸れたり、冷えたりします。

良い睡眠をとるために、マットレス、毛布、パジャマなどの寝具の改善が必要です。

まずは、マットレスです。人は一晩に200㏄から800㏄の汗をかくため、寝具はこの寝汗を吸収し、さらにそれを発散する必要があります。柔らかさで人気の低反発マットレスより、高反発マットレスの方が、通気性に優れているので、冷え性の方には高反発マットレスをおすすめします。また、マットレスにシーツを敷くだけでなく、ベッドパッドや敷毛布を敷くと冷えに効果的です。敷毛布は、化繊系のものは控え、ウール系のものを選びましょう。綿の布団の場合は、毎日干し、湿気を逃がします。湿気を逃がすことによって、次の晩も冷えずに、快適に眠ることができます。

次に、毛布です。出回っているものの多くが化繊系の毛布ですが、ウールやカシミヤ、キャメルなどの天然素材の毛布は吸湿性、保温性に優れているので、冷えに効果的です。その他にも、綿毛布は湿気を吸い取ってくれるので快適に眠ることができます。しかし、吸水し続けると、保温力が落ちるので、できるだけこまめに洗うようにしてください。また、電気毛布は若いうちから使い続けていると、体温調節機能が衰えて、冷え性が悪化する恐れがあるので気をつけましょう。

最後に、パジャマです。パジャマは薄手で、綿やウール、シルクなどの良く汗を吸う生地が好ましいです。フリースなどのアクリルやポリエステル系の生地は、部屋着には快適ですが、睡眠には向いていません。

冷え性の人におすすめのマットレスの選び方

低反発マットレスは、性質上、通気性が良くありません。そのため、寝汗や室内の湿気により、熱や湿気が布団の中にこもり、蒸れてしまう可能性があります。

逆に、高反発マットレスは通気性に優れているものが多いです。日本のように湿気の多い環境では、寝汗や湿気は睡眠の大敵です。冷え対策には保温性だけでなく、湿気を逃がす通気性が必要です。

高反発マットレスは、数百から数千もの種類があり、値段も数千から数十万までの差があり、選ぶのが大変です。見るポイントとしては主に、素材、安心できるメーカー、高反発を実感できること、相応の価格設定、耐久性などです。中には粗悪な製品もあるので気をつけましょう。

高反発マットレスは、冷え性の方だけでなく、腰痛持ちの方にもおすすめです。低反発マットレスは押してもすぐには戻らず、柔らかくて非常に寝心地が良いですよね。しかし、低反発マットレスはその柔らかさのために、体が良く沈み、腰痛や肩こりの原因となっていることが少なくありません。高反発マットレスは、反発力が高いので、寝返りが打ちやすく、睡眠の妨げになりにくいのです。

温泉みたいなポカポカマットレス・敷布団「腰いい寝」についてこちら!

冷え性の人におすすめの掛け布団の選び方

まずは掛け布団の前に敷布団を見直しましょう。布団の中の温かさの7割は敷布団によるものだと言われています。つまり、寒いからと言って掛け布団ばかりを何重にも重ねても、あまり効果が期待できず、逆に重くて身動きが取れずに、寝苦しくなるということが考えられます。

理想の掛け布団の条件は「軽いこと」「寝心地が良いこと」「保温性があること」です。まず、一つ目の「軽さ」については、いうまでもなく、掛け布団が重いと、寝返りができず、快眠を妨げます。二つ目の「寝心地が良いこと」については、吸湿性と放湿性が関係しています。寝汗を布団が吸収しなければ、布団の中は蒸れてしまい、寝心地が悪い状態になるでしょう。そして、その吸収した汗や湿気を逃がすためには、天日干しをすることが必要となってきます。三つ目の「保温性が高いこと」は暖かさに繋がります。人間は睡眠中に内臓や脳などの深部体温を下げ、手足から熱を逃がします。従って、手足まで温まるような保温性のある掛け布団が理想です。

掛け布団の素材には、羽毛、木綿、羊毛、真綿(シルク)、麻、ポリエステルなどがあります。その中でも、冷え性の方には、羊毛などの天然素材は保湿性、吸湿発散性が優れているので、おすすめです。逆に、ポリエステル系は汗や湿気を吸わず、蒸れやすいので、冷え性の人には向いていません。

まとめ

これまで冷え性のおかげでしっかりと良質な睡眠をとれていなかったという方、この機会に寝具の見直しをしてみてはいかがですか。また、寝るときのパジャマも重要なので参考にしてみてください。冷え性対策をして快適な睡眠を手に入れましょう。