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肩こりの原因が、マットレスや敷布団になっていることがあります。飛び込んだらふんわり柔らかくて吸い込まれそうな心地よさがある、そんな布団は要注意!肩こりがひどくなってしまうかもしれません。肩こりにはどのようなマットレスや敷布団がいいのかポイントをいくつかお伝えします。
寝起きの肩こりがひどい!その原因とは?
寝起きに感じる肩こり、ひどい時には頭痛も伴って苦しくなりますよね。実は睡眠時の姿勢が理由かもしれません。その原因には大きく分けて5つあります。
・自律神経の問題
眠っている間は日中とは異なり体の動きが悪くなります。そのため血流も悪くなってしまいます。自律神経の働きによって血流が悪くなる結果、肩こりも出てしまうのです。
・睡眠の質
ストレスや短時間睡眠などが続くと緊張状態で眠ることになってしまいます。しかし、緊張状態が続くとリラックスできず、体に力が入ってしまいます。その結果、筋肉を緩めることができず、肩が凝ってしまいます。
・冷え
眠っている間は、筋肉をあまり動かさないため、血流が少なくなり体がどんどんと冷えていってしまいます。肩の部分も冷えが進むことで血流が悪くなり肩こりになってしまいます。
・マットレス
実は、大きな原因の一つに寝具があります。
その一つが、マットレスです。例えば低反発マットレスを使っている場合、体を深く包み込んでしまうことから、肩の部分を動かしにくくなります。そのため、肩の部分の筋肉が凝り固まってしまい痛みが生じます。
・枕
枕の高さも肩こりを引き起こします。極端に高すぎる枕は首から肩に負担をかけてしまうため、良くない姿勢で眠ることとなり、肩こりがひどくなるのです。
肩こりがひどいあなたへ!正しい枕の選び方
肩こりがずっと続いている原因の一つに枕の高さがあります。枕が高すぎたり低すぎたりと、自分に合っていないものを使うと、眠るときの姿勢が悪くなってしまい、体に不調が出てきます。
その一つが肩こりですが、他にも、血行不良による頭痛や腰痛、いびきにもつながってしまうのです。
・理想的な枕の高さは体型で変わる
それでは、理想的な枕はどんなものでしょうか。体型から理想の高さを確認していきましょう。
基本的に枕の高さを見る時は、実際に寝転んでみて、枕を頭の下に入れます。低すぎる枕はあごが上がってしまい、高すぎる枕はあごが低くなってしまいます。理想的な枕は、立っているときと同様、あごが自然な位置にくる高さとなります。
ただ、同じ枕でも使う人の体形によって高さが異なってきます。
痩せている人は2.5~3センチ、標準の人は3~4センチ、体格がいい人は4~5センチほどが基準となります。
・おすすめの枕の素材とは?
市販されている枕には様々な素材がありますが、通気性や硬さによっても使い心地が変わってきます。おすすめの素材を3つ挙げてみました。
・羽毛
定番ともいえる羽毛ですが、吸湿性を持っているため暑い夏でも蒸れにくい特性があります。
・そば殻
天然素材でできていて、通気性と吸湿性が高いのが特徴です。硬めの枕を使いたい方にお勧めです。
・低反発ウレタン
反発力が弱く、頭部を包み込むようにフィットします。リラックスしたい方におすすめしたい柔らかめの素材です。
肩こりがひどいあなたへ!正しいマットレス(敷布団)の選び方
肩こりで悩むあなたに試してほしいのが、マットレスの交換です。肩こりを起こしにくいマットレスを使うことでストレスがかなり変わってきますよ。
・おすすめは高反発マットレス
数ある中でも特におすすめしたいのが高反発マットレスです。
高反発マットレスの場合、頭や肩、背中にかけての重さが分散されます。その結果、寝返りをしやすく肩の部分の血行が悪くなるのを防ぎます。
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・なぜ低反発じゃダメなのか
では、どうして高反発は良くて低反発はダメなのでしょうか。低反発の場合、体圧分散が行われず、体の各部の重みがダイレクトに伝わってしまいます。そのため重さのある頭部から肩にかけてと腰部が沈み込み眠るときの姿勢が悪くなり肩こりを引き起こします。
・高反発マットレスの選び方
高反発マットレスを選ぶときに重要なのが、体圧分散機能です。
ある程度硬さがある方が、体が沈み込まず、体全体を支えることができます。
また、面で体を支えるよりも点の発想で体の形に合わせてフィットするポケッコイルマットレスが肩こり解消にはおすすめです。
・マットレスと枕に相性はある?
腰痛に良いとされる硬めのマットレスを使っていても、相性が悪い枕を使うと、症状は改善しません。そのため、どのような組み合わせが良いのか確認しておきましょう。
・硬めのマットレスに高い枕
マットレスが硬めの場合、腰部の沈み込みがなくなります。そのため、高めの枕を使うことで眠る際の姿勢が良くなり肩こりも起こりにくくなります。
・硬めのマットレスに低い枕
硬めのマットレスに低い枕の場合、首が浮いてしまって眠る際の姿勢が悪くなります。その結果、肩こりが増えてしまいます。
・柔らかめのマットレスに高い枕
柔らかめのマットレスだと体が沈み込んでしまいます。そこに高い枕を使うと首から肩、そして腰部に負担がかかるため、肩こりを引き起こします。
・柔らかめのマットレスに低い枕
体全体が包み込まれる柔らかめのマットレスの場合、頭部の重さを吸収する低い枕の組み合わせが寝心地を良くします。肩こりが起こりにくい組み合わせです。
肩こりがひどいあなたへ!おすすめの高反発マットレス(敷布団)を紹介
エアウィーヴ
・サイズ展開 シングル、セミダブル ダブル
・マットレスの硬さ かため
・マットレスタイプ スプリングレスマット
・値段 シングル 216,000円、 セミダブル 237,600円、 ダブル259,200円
・メリット 天面カバーが取り外せるのでメンテナンスが楽。硬めなので腰痛持ちの方におすすめ。
・デメリット サイズによって30~40キロと重みがあるため、天日干しがしにくい。
・保証 30日間のお試し、3年間保証
腰いい寝
・サイズ展開 シングル、セミダブル ダブル
・マットレスの硬さ 表面は柔らかく、深部はかため
・マットレスタイプ 高反発マットレス
・値段 シングル 39,800円、 セミダブル 49,800円、 ダブル59,800円
・メリット 信州大学と共同開発を行った特殊な高反発ウレタンを使用。考えぬかれた凹凸のウレタンが、身体を点で支えるため、腰に負担をかけにくい。また、トルマリン綿の使用により、
血流を良くし、身体を温める効果もあります。
・デメリット 中のウレタンは洗浄不可ですが、陰干しなどでお手入れが可能です。
ニトリ NスリープC1
・サイズ展開 シングル、セミダブル ダブル
・マットレスの硬さ ふつう
・マットレスタイプ ポケットコイルマットレス
・値段 シングル 19,900円、 セミダブル 24,900円、 ダブル 29,900円
・メリット ポケットコイルを採用しているので、体を点で支えることで肩こりや腰痛を引き起こしにくい。リーズナブルな価格で取り入れやすい
・デメリット 22センチの厚みがあるため、天日干しがしにくい
肩こり解消のためには敷布団やマットレスの寝返りのしやすさに注目
肩こりには、寝返りのしやすい敷布団やマットレスの『硬さ』が非常に大切です。この硬さは、睡眠中の寝返りにはきちんとした理由があります。
私達の体は睡眠中、同じ体制でいることで筋肉や血管、リンパなどに圧をかけてしまっていることがあります。寝返りは、この状態では自分の体が苦しい状態になってしまうことを避けるために、自然に起こっている『自己整体』とでもいうべき大切な動作なのです。
寝返りを打つことによって、体を圧迫された状態から解放させ、偏っていた血液循環を正常に戻します。このことで疲労した筋肉が十分休むことができるようになるのです。寝返りをたくさんできる敷布団やマットレスほど、体にいい寝具であるということが分かります。昔の人がせんべい布団でもしっかり労働し続けられたのは、その硬さと寝返りのうてるものだったからかもしれません。
肩こりに効果的な高反発のマットレスが人気なのは、寝返りがしやすいためです。横向きになって寝たりする際の肩などへの圧迫を減らし、リラックスして睡眠がとれるようになっているのです。
人は通常一晩で20~30回の寝返りをするといわれています。その為、高反発も重要な判断材料になりますが、マットレスや敷布団に厚みがないと肩こりや寝ても疲れが取れないなどの症状が現れたりします。また、フリースやアクリルといった素材の寝巻は寝返りのうちにくいものだとされていますから、あまりモコモコした寝巻はおすすめできません。
肩こり解消には体を温めてくれる敷布団やマットレスを選ぼう
肩こりを解消したいときにとる手段として、主に2つの方法があります。1つは、スポーツなどで明らかに筋肉の炎症を起こしている場合などに、筋肉を冷やすという方法。もう1つは、運動不足などによる血行不良が原因で、体を温めるという方法です。
多くの肩こりで悩んでいる人は後者に該当します。できるだけ肩回りを温めてくれるような敷布団やマットレスを選んで、血行促進ができるようにしなければなりません。ひどい肩こりはしっかり温めることで、痛みが解消されるケースもあります。
体が温まる敷布団やマットレスを使えば、就寝中も肩回りが温まり、血行がよくなっていきます。また、就寝前にタオルを温めて、そのタオルを首や肩回りに密着させ、温めるという方法もおすすめです。
なぜ就寝前に入浴によって体を温めるとよいのかというと、こういった筋肉のコリを就寝中にほぐす役割があるからなのかもしれません。
寝心地のよさを事前に確認するのがベスト
寝返りのしやすい敷布団やマットレスが、肩こりにいいとは分かっていても、体型や体重などによって人それぞれに心地よさの感じ方は違います。
実際にいいかもしれないと感じた布団に横になって確かめられれば、敷布団やマットレスを見直すきっかけにもなりやすいのですが、なかなか体験して購入できる場所は少ないのが現状です。
櫻道ふとん店では、無料で敷布団のお試しが可能。3週間たっぷり利用できるので、効果も実感できるでしょう。そのまま購入を決定することもできますが、やはり合わないという場合には返却送料だけで使用ができるので、大変お得なサービスでおすすめです。
今まで柔らかすぎる布団に慣れていた人は、慣れるまでに1週間から10日程度かかるともいわれていますから、じっくり試して判断してみてはいかがでしょうか?
まとめ
毎日自分の肩こりがひどくて憂鬱になってしまう方もいます。寝具でその苦痛が解消できるのであれば、寝具を変えることで大きなメリットが得られる可能性は高いでしょう。毎日の睡眠から肩こりを含む体の不調を見直してみたい。そう感じるのであれば、マットレスや敷布団から見直していきたいですね。