敷布団の適正価格とは?
敷布団やマットレスには様々な種類があり、その価格設定もピンキリで、素材によって左右されると言えます。敷布団の主な素材を紹介します。
・木綿
木綿はコットンと言われる素材です。日本の敷布団には古くから使用されている素材で吸湿性や保温性に優れているため湿気の多い季節でも心地よく使用できます。木綿は放湿性があまり高くなく、頻繁に干す必要があり、数年使用するとクッション性が低下してしまい、打ちなおす必要があります。価格はシングルのもので高くても2万円程度です。
・真綿
シルクと同じ原料から作られます。コットンよりもきめが細かく、空気を含みやすく、保温性に優れているため冬場でも暖かく眠ることができます。また、吸湿性は敷布団に使用される素材の中では最も高いとされていて、サラサラした肌触りが特徴です。価格が高く、高級品とされているのですが、敷布団としては耐久年数が短いとされています。
・綿混紡
綿とポリエステルが混合された素材を指します。ポリエステルは、弾力性やクッション性に優れた素材で、他の素材と比較してもクッション性が落ちにくいとされています。リーズナブルであることもメリットです。しかし、木綿や真綿に比べると吸湿性は劣るとされています。
・ウレタン
ウレタンは、海綿状プラスチックや合成樹脂発泡体などとも呼ばれています。綿などの天然素材と比較すると、ダニや雑菌などが繁殖しにくいというメリットがあります。また、クッション性が高く、その耐久性も高いこともメリットです。しかし、放湿性が悪く、濡れたり汚れたりした場合にもクリーニングができないため、買い替えが必要になります。
・トルマリン
綿の中にトルマリンを混ぜ込んだ素材もあります。トルマリンには遠赤外線の作用によって高い保温効果があります。遠赤外線による保温効果は、血流を促し、身体の隅々まで温める作用があるとされているため、冷え性の方や年配の方におすすめの素材です。高品質のものが多く、価格は少し高めになります。
・羊毛
ウールとも呼ばれる素材です。ウールは、繊維が絡まるような状態になっていて空気を含みやすく、保温性に優れています。吸湿性にも優れ、しっかりと汗を吸収してくれるので肌触りが良いとされています。しかし、羊毛の敷布団は1枚で使用するには厚みが少ないのでマットレスなどと重ねての使用が薦められます。価格は1~3万円程度が相場です。
・キャメル
キャメルとは、ラクダの毛を用いた素材のことを言います。保温性、吸湿性に優れていて、その効果はウール素材の倍以上だとされています。重たくしっかりしているという特徴があり、高価格で高級品として扱われています。
このように敷布団やマットレスといってもその素材や特徴は様々です。なかでも、高品質で人気があるとされている代表的な製品の価格は以下のようになります。
製品名 | 素材 | 価格(シングル) | 価格(ダブル) |
東京西川AiR
SIレギュラータイプ |
ポリエステル
(吸水速乾加工) 綿 ウレタンフォーム |
76,000円(税抜) | 116,000円(税抜) |
テンピュール | ポリエステル
ポリウレタン |
190,000円(税抜) | 240,000円(税抜) |
腰いい寝 | トルマリン綿 | 39,800円(税込) | 59,980円(税込) |
2017年9月現在
コスパのいい敷布団, マットレスの特徴とは?
敷布団やマットレスを購入する際には、コスパの高さは重要です。いくら品質の高いものでも、10万円を超える高級なものにはなかなか手をだせないと考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、価格の安さのみを重視すると、品質のよくないものや、すぐに買い替えが必要になるようなものなど、余計な手間もコストがかかってしまう可能性があります。敷布団やマットレスのコスパは、価格と品質、耐久性のバランスから考えることが重要だと言えます。
品質の面では、保温力、吸湿性、放湿性、クッション性から判断するといいでしょう。保温力の低いものは、電気毛布を使用したり、更に布団を重ねたりと他の物にコストがかかってしまいます。1枚で充分な保温性のあるものを選びましょう。
また、吸湿性の高いものであっても、木綿100%のもののように放湿性が低いと、頻繁に日干しをする必要があり、手間がかかってしまうことや、へたりやすいといった弱点もあります。
保温性、吸湿性、放湿性、クッション性が高く、さらに耐久性が良く、納得できる価格のものがコスパの高い敷布団、マットレスと考えられます。
コスパ最強!おすすめマットレスを紹介
上記でコスパの高い敷布団やマットレスを選ぶ際のポイントをお伝えしました。
実際に条件に見合うものでコスパの高いものとして、櫻道ふとん店の「腰いいね」がおすすめです。
「腰いい寝」は主な素材は、トルマリン綿でトルマリンの遠赤外線効果で保温性に優れています。さらに、高反発ウレタンを加工し体圧を分散させる技術によって、理想的な寝姿勢を保ち、筋肉をリラックスさせることができます。肩こりや腰痛が気になる方にもおすすめです。
また、生地が汚れた場合は、クリーニングに出すこともでき、へたってきてしまったり古くなったと感じたりする場合には、お直しに出すこともできますので、良い状態で長く使用することができ、とてもコスパの高い製品と言えます。
しかし、どんなに高品質な布団、マットレスでも日頃のお手入れは大切です。2週間に1度程度は掃除機をかけたり、壁に立てかけて風を通したりといった最低限のお手入れは必要です。
まとめ
今回はマットレスの価格について紹介しました。
コスパの良い商品を買いたい、値段は高くてもいいから品質がいいものを買いたい、など求めるマットレスは人によって違いますよね。価格、品質共にバランスの取れたものを選びましょう。