固いマットレスでは眠れない?固すぎるときの対処方法とは

マットレスが程よく固いと安眠できるといわれています。これは、柔らかすぎるマットレスを使用すると体が沈み過ぎてしまい、安眠を妨げてしまうから。しかし、固すぎるマットレスも体とマットレスの間に不自然な隙間が生まれ、眠れない原因となり得ます。ここでは、マットレスが固い原因や対処方法について解説するので、チェックしてみてください。

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マットレスが固い2つの原因 

程よく固いマットレスは、体が不自然に沈み込むのを防いで安眠をもたらします。しかし、あまりに固すぎるマットレスを選ぶと眠れない状態になってしまうことも。マットレスが固いと感じる原因として、考えられる2つを確認しましょう。

スプリングが強すぎる

まず、スプリングが強すぎるとマットレスが固いと感じてしまいます。マットレスの種類は多岐に渡りますが、固めのマットレスにはコイルが使用されるのが一般的です。コイルスプリングが強いと体を押し戻してしまい、マットレスと体の間に隙間を生んでしまいます。

特に固めのマットレスに多く採用されているボンネルコイルは、コイルが連結することで体を支える構造上、スプリングが強くなりがちです。クッション性のある詰め物がどれだけ使われているかにもよりますが、ボンネルコイルのスプリングは強いとおぼえておきましょう。

正しい寝姿勢は、立っているときのように体が自然なS字カーブを描いている状態です。スプリングが強くて反発しすぎると、体のS字カーブが保たれずに腰を痛めたり、体を緊張させたりしてしまいます。

マットレスに使われているシートが固い

マットレスの表面は、キルト層と呼ばれます。キルト層は直に肌に触れる部分なので、柔らかい素材が使われることが多いです。しかし、中にはキルト層に固い素材を使用することでマットレスの固さを高めているものも。

肌に触れる部分が固いと、マットレスが固いと感じやすいです。マットレスのスプリングの強さや詰め物の量だけでなく、表面に使用されている素材もチェックして選ぶ必要があります。

マットレスを柔らかく!ベッドパッドで対処 

マットレスが固すぎるときは、柔らかくして寝心地をよくする必要があります。マットレスの上に別の寝具を敷くことで、柔らかくする対処方法が一般的です。代表的な寝具とマットレスと組み合わせるべきではない寝具を確認しておきましょう。

ベッドパッドを敷く

マットレスが固すぎるときに活躍するのが、ベッドパッドです。ベッドパッドとは、5mm〜1cm程度でクッション性のある寝具のこと。程よい柔らかさでマットレスの固さを緩和できます。

マットレスの上にベッドパッドを敷き、その上にシーツを敷くことで手軽に柔らかさを出せるのが魅力です。ベッドパッドに使われる素材には、安価で手入れのしやすいポリエステルや汗を吸収しやすいコットンなどいくつかあります。おすすめは、ウールベッドパッドです。

ウールはほかの素材よりも高価ですが、弾力性に優れています。また、汗を吸収してすばやく乾くとともに、保湿性もあります。固すぎるマットレスに柔らかさを加えるだけでなく、1年中快適に使えるため、ウールのベッドパッドを選びましょう。

オーバーレイタイプのマットレスを敷く

マットレスの中には、スプリングマットレスに重ねて使用するオーバーレイマットレスという製品もあります。2〜5cmほどの厚みがあり、固いマットレスの上に重ねることで柔らかさを加えるものです。

メーカーによってはオーバーレイマットレスではなく、トッパーと呼ばれることも。厚みも製品によって大きく異なるため、自身が快適だと思える厚みのものを選びましょう。

敷布団をマットレスの上に敷くのはNG

マットレスの上からさらに敷布団を敷いて寝る方法も考えられます。確かにマットレスの固さは和らぎますが、マットレスの上に敷布団を重ねるのは推奨されていません。マットレスはもともと直接寝られるように作られているため、上に敷布団を重ねる必要はないのです。

マットレスの上に敷くために作られたベッドパッドやオーバーレイマットレスなどと異なり、敷布団は放湿性に優れていません。そのためマットレスの上に敷布団を敷いてしまうと、湿気がこもってカビが生えやすくなってしまいます。カビないためにこまめに布団を干さなければならないので、手間がかかるといえるでしょう。

どうしてもマットレスが合わない時は 

上に別の寝具を敷いても、寝心地が悪い。そんなときは、寝具を買い換える必要があります。体に合わないマットレスを使い続けると、寝付きが悪くなるだけでなく、腰痛の原因となることも。思い切って敷布団に変えてみるという選択肢もあります。

マットレスから敷布団に買い換える場合は、『櫻道ふとん店』の「腰いい寝」がおすすめ。腰いい寝は、点で体を支えることと体を温めることを重視した布団です。

中芯に信州大学繊維学部と共同開発した超高反発凸凹ウレタンを採用することで、体を面ではなく点で支えるのが特徴。体を面で支えようとするとどうしても体圧が分散しきれずに、体が沈みすぎたり腰や肩に負担がかかったりしてしまいます。

点で体を支えることで、立っているときと同様のS字カーブを保つことが可能。血流が妨げられないので、筋肉の緊張や冷えも防止できます。寝返りを打ちやすく、安眠をサポートしてくれるのも魅力です。

また、遠赤外線を放出する温泉綿を採用しているのも特徴。手足が冷えて寝付きにくい方でも、遠赤外線の効果によってじんわりと温かさを感じられます。布団自体の温度が高いのではなく、遠赤外線で体を温めるのがポイント。布団の温度は一般的な製品と変わらないため、夏でも快適に使えます。

マットレスが固くて眠れない、固いマットレスを使用しているけれど腰痛がひどいなどでお悩みの方は、腰いい寝を導入してみましょう。腰いい寝の購入は、櫻道ふとん店の公式ホームページから可能です。3週間無料で試すことも可能なので、チェックしてみてください。

まとめ

固すぎるマットレスは、安眠を妨げてしまうことがあります。スプリングの強さやシートの固さなど、マットレスが固いと感じる原因はいくつかあるもの。そのままマットレスを継続使用する場合は、ベッドパッドやオーバーレイマットレスなどを使って固さを和らげましょう。マットレスが合わないと感じたときは、無理せず買い換えることも必要です。快適に眠れるように工夫された敷布団に買い換えるなどして対処しましょう。