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どうして悪夢を見る?悪夢による不眠の原因とは
就寝中は、眠りの深いノンレム睡眠と眠りの浅いレム睡眠が交互に訪れます。ノンレム睡眠は体も脳も休息をとる時間で、レム睡眠は脳だけが起きていて記憶を整理するための大切な時間です。
悪夢を見やすいのは、脳が覚醒しているにもかかわらず、体の自由がきかないレム睡眠のときです。脳が起きていても体が寝ていることで起きる金縛りや夢を、覚醒している脳が覚えていることが理由です。レム睡眠は必要なものではありますが、その時間が長いと悪夢に悩まされることがあります。
レム睡眠が長くなるのは、なんらかの睡眠トラブルを抱えているためです。例えば以下のようなトラブルが考えられます。
・精神的、または身体的なストレス
・過去のトラウマ
・睡眠時の環境の悪さ
・睡眠前の食事
・アルコールやタバコ
・病気
1回の睡眠で3つ以上の夢を覚えている場合は、レム睡眠が長い証拠かもしれません。自分の睡眠の状態を詳しく知りたい場合は、専門の施設で脳波の診断を受ける方法もあります。
それでは、レム睡眠が長くなる原因6つを詳しく確認してみましょう。
原因1.ストレスを抱えている
人間関係や仕事などの精神的なストレス、あるいは病気やケガなどの身体的なストレスが悪夢の原因になることがあります。身体的なストレスには、寒さや暑さなどの就寝時の環境、女性の場合は生理中なども関係することがあるので、些細なストレスも見逃さないようにしたいです。
ストレスチェックなどを活用すると自分のストレスの具合を客観的に知ることができます。
原因2.過去にトラウマがある
過去につらいできごとや苦しいできごとがあったとき、トラウマとして夢に現れることがあります。衝撃的なトラウマを抱えている場合は、たとえ実際の出来事から時間が経っていたとしても、悪夢として現れることは少なくありません。
原因3.睡眠に適した環境にない
体を締め付けるような衣服や、寝心地のよくない寝具が悪夢の原因になることもあります。寝苦しいなどの睡眠中の不快感が夢に繋がる可能性があるためです。寝具や睡眠中の衣服、温度だけでなく、うつ伏せに寝て胸を圧迫するなどの寝方が原因になることもあります。
原因4.寝る前の食事
寝る直前に食事をすると、消化にエネルギーが偏ってしまい、睡眠時に脳への血液が不足し、悪夢を生んでしまうことがあります。特に消化に時間がかかるお菓子や脂分、刺激によって眠りを浅くしてしまう辛い食べ物には注意が必要です。
原因5.アルコールやタバコといった嗜好品
摂取量によっては眠りを妨げるアルコール、寝る前のタバコにも要注意。体が緊張して浅い眠りになり、悪夢を見ることがあります。アルコールの場合少ない量であれば問題ないですが、深酒や寝タバコはできるだけ避けたいところです。
原因6.病気によるもの
ストレスなどの心理的なものや睡眠時の環境、タバコなどの嗜好品などの、不眠による悪夢を見る原因に当てはまらない場合は病気の可能性もあります。ご紹介したような原因が自身に当てはまらない場合は、病院で診察を受けるのも方法の1つです。
悪夢を見ない方法はある?
原因を知ったところで、毎日の生活をどのように見直していけば良いのでしょうか。悪夢を見ない方法3つを紹介します。
睡眠環境の改善と寝相を意識してみる
心臓が圧迫されやすいうつぶせや左側を下にする寝相は、悪夢を誘発させる可能性があります。寝ている間に態勢が変わることもありますが、できるだけ不眠に繋がらないよう寝る前の姿勢を見直すことも大切です。
また、この他にも睡眠環境が悪夢や不眠に影響を与えることもあります。睡眠環境が適しているか、以下の項目を確認してみましょう。
・室温は暑すぎず寒すぎないか(25~29℃が適温)
・空気がジメジメまたは乾燥しすぎていないか(湿度50%程度が適当)
・明かりをつけたまま寝ていないか
・体を圧迫するようなきつい服装で寝ていないか
・音楽を流したまま寝ていないか
睡眠時の環境を確認したら、寝具が適したものであるかもチェックしておきましょう。
・マットレスが柔らかすぎないか
・掛布団が重くないか
・枕の位置が高くないか
櫻道ふとん店では、快眠できる寝具のラインナップが揃っているので、自分に合った寝具を見つけやすくなっています。
食事内容や食事を取る時間を変えてみる
消化は睡眠の妨げになってしまうので、できるだけ寝る3時間前には食事を済ませておくことが大切です。しかし、残業や付き合いでどうしても時間を確保できない場合もあるでしょう。そうした場合は、食事の摂り方や摂取する食べ物を工夫するのがポイントです。
残業中など軽食をとれる環境にあれば、寝る3時間前までに食事を軽くとって、帰宅後に少量食べるようにしましょう。寝る直前に食事をとる場合は、できるだけ消化に良い食べ物にするのがコツです。
消化の良い食べ物には、たとえば以下のようなものがあります。
・うどん
・豆腐
・ヨーグルト
・鶏肉
・卵
・納豆
料理なら、卵がゆや湯豆腐、茶わん蒸し、ポタージュなどがおすすめです。飲み物だけで済ませられそうであれば、ホットミルクや豆乳も適しています。甘いものや辛いものの他、酸っぱいものや塩辛いものなどの刺激物は睡眠の妨げになるのでおすすめしません。
睡眠に入る前にリラックスできることをする
入眠時にリラックスした状態にあれば、深い眠りにつくことができ、結果として悪夢による不眠を対策できます。人それぞれリラックスできる方法は異なるので、自分に合った方法を実践するようにしましょう。
リラックスした状態で入眠するためのヒントをいくつか紹介します。
・37~39℃くらいのお湯にゆっくり浸かる
・クラシック音楽を聴く
・読書をする
・ハーブティーを飲む
・軽いストレッチをする
いざ眠ろうと思っても眠れない…。という経験は少なくないと思います。眠気を感じないときは、自分がリラックスできる方法を気分転換もかねて実践してみてはいかがでしょうか。
反対に、テレビやスマホの画面、タバコやアルコールの摂取は睡眠を妨げてしまうので、寝る前は控えましょう。
まとめ
寝具が自分に合っていないなど、原因さえわかれば悪夢による不眠は改善することができます。櫻道ふとん店では快適な睡眠に導けるよう数々の寝具を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。