肥満による腰痛におすすめのマットレスは?人気の5商品を比較

肥満の人は腰への負荷がかかりやすいため、腰痛に悩んでいる人も多くいます。朝起きたとき、夜寝るとき、腰痛をできるだけ軽減するためにはどのようなマットレスが適しているのでしょうか。そこで、人気のマットレス5商品を比較してみました。

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肥満による腰痛!そんな方におすすめなマットレスって?

肥満だと、体の重さの負担だけでなく、重心も崩れるため腰痛が起こりやすくなります。つらい腰痛をできるだけ軽減させるには、マットレス選びも重要です。肥満による腰痛に適したマットレス5点を比較してみました。

商品名 企業名 タイプ 価格
腰いい寝 櫻道ふとん店 フロアマットレス 39,800円~
エアウィーヴ 株式会社エアウィーヴ フロア/ベッド 64,800円~
ムアツふとん 昭和西川株式会社 フロアマットレス 41,040円~
テンピュール テンピュール・シーリー・ジャパン株式会社 フロア/ベッド 27,000円~
マニ・スポーツ 株式会社フラグスポート ベッドマットレス 41,580円~

点で支える高反発マットレス「腰いい寝」

こちらはフロアで使う敷布団タイプのマットレスです。凸凹加工の超高反発プロファイルウレタンが使われています。柔らかいマットレスよりも硬めのマットレスの方が腰への負担が少ないですが、さらに凸凹になっているのが特徴です。

通常の高反発マットレスは、平面になっているため硬すぎて痛みを感じることがあります。「腰いい寝」は凸凹加工によって点構造になっているので、体圧を理想的な形で分散させることが可能です。さらに特許取得の体を温める温泉綿で、冬場や夏場の冷房による冷えから体を守り、冷えによる腰痛を抑えられるところも魅力です。

心地よい眠りを叶える「エアウィーヴ」

復元力の高いエアファイバーという特殊な素材が使われたマットレスです。ウレタンよりも反発力があり、寝返りが打ちやすいので、睡眠時に腰の痛みで目覚めることがありません。さらに3次元状に絡み合わせることで、適度に体圧が分散できる作りになっています。通気性もよく汗かきの方にもおすすめです。

全部丸洗いできるのも大きなポイントでしょう。ただし、他のマットレスと比較すると価格はやや高めです。

消臭効果もある「ムアツふとん」

凹凸構造のポリウレタンウォーム構造を採用した、床においても十分な厚みがあるマットレスです。体圧を分散させ、腰痛の原因となる腰の沈みすぎを防ぎます。90ニュートンから110ニュートンまで好みに合わせて硬さを選べるのもポイント。初心者なら、スタンダードな90ニュートンのマットレスがおすすめです。

さらに天然銀イオンが使われており、気になる嫌なにおいもカットしてくれます。

無重力でストレスフリー「テンピュール」

テンピュールの最大の特徴は、NASAの宇宙飛行士にも使われたテンピュール素材を取り入れていること。圧力を限りなく抑えた構造が生かされたマットレスです。

他のマットレスとの違いは、何度使ってももとに戻る形状記憶。体温と体圧に反応してゆっくり沈みこみ、腰への負担を軽減してくれます。また耐久性も高い上に、最長15年の保証までつけられます。

アスリートに人気の「マニ・スポーツ」

アスリートにも評判が良いイタリア発の硬めのマットレスです。素材には、高反発のエリオセルというフォームが使われています。腰が沈み込まず、腰痛に良いマットレスです。また空気孔を設けることで、硬すぎない適度な感触も実現しています。性能の割に、試しやすい価格なのもポイントです。

さらに温度による質の変化にも強く、1年を通して寝心地に変化がないため、季節的なマットレスの硬さの違いを感じることなくノンストレスで眠れます。

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肥満で腰痛もちの人必見!マットレス選びのポイント

人気のマットレスから選ぶのも良いですが、細かなところまでしっかりチェックして納得のいくマットレスを選びましょう。肥満で腰痛もちの方が注目したい、マットレス選びの3つのポイントを紹介します。

寝心地を左右するコイルで選ぶ

コイルタイプ メリット デメリット
ボンネルコイル ・通気性が良い
・価格が手頃
・腰が思った以上に沈むことがある
ポケットコイル ・独立していて2人での使用にも向いている ・湿気がこもりやすい
高密度連続スプリング ・反発力や耐久性に優れている ・寝心地は硬め
ウレタン ・ベッドでもフロアでも使える
・低反発から高反発まで硬さのバリエーションが豊富
・耐久性は高くない

寝心地を大きく左右するのは、マットレスの構造だとご存知ですか。コイル式なら全体的なスプリング構造のボンネルコイルと独立式のポケットコイルがあります。スプリングが組み合わさった高密度連続スプリング、そして繊維系のウレタンなどもよく知られています。

それぞれ耐久性や寝心地、価格が違うのでまずは構造を比べて検討しましょう。ちなみに、硬さの幅が広いのは繊維系のウレタンです。

反発力や密度を確認しよう

腰への負担は反発力や密度が大きな判断基準になります。反発力はウレタンならニュートンで示され、高反発とされるのは100ニュートンからです。体重50~80kgなら120ニュートンから、体重80~100kgなら140ニュートンを基準にマットレスを探してみましょう。

さらに密度の高さは耐久性を示します。良いマットレス選びのコツは、ウレタンなら25~30D程度、コイル式ならコイル数ができるだけ多いものを選ぶことです。ただし、密度が高いほど価格も高いものが多くなるので、価格とのバランスを考えて選びましょう。

腰に負担がかからないか確認する

ニュートンや密度はあくまで数値上の話で、マットレスを絞り込む基準にはなりますが、実際に寝ると想像と違うことがあります。

そのため、マットレスは腰に負担がないか実際に試してみるのが確実です。自分に適したマットレスかどうかは、背中が自然なS字になっているかで確認できます。購入前に体勢や寝返りに違和感がないかぜひ確認しましょう。

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マットレス選び以外でできる腰痛対策は?

肥満の方は、標準体重の人と比べ重量があるため、腰にかかる負担も比例して大きくなります。つまり標準体重の人と比べ、腰痛の悩みを抱えやすいのです。

肥満の腰痛は、長期的な腰痛の改善と短期的な腰痛の緩和の両面で考えていく必要があります。ぜひ両方を実践して、腰痛に悩まない快適な生活を目指しましょう。

腰痛の長期的な改善

肥満の方の長期的な腰痛改善とは、普段から腰の痛みを感じないように生活習慣を見直し、肥満自体を解消していくことです。暴飲暴食などを避けて適度なダイエットをしたり、適度に運動をしたりして、生活習慣の改善で代謝を上げ、健康な体を作りましょう。

健康的な生活のリズムを作るためにも、早寝早起きをまずは意識して取り組むことが大切です。

腰痛の短期的な緩和

腰への負担を軽減するために今すぐできる方法は、先に紹介したような適したマットレス選びです。その他には、コルセットや腰痛ベルトなど腰の負担を軽減し、サポートしてくれるような器具を取り入れるのもおすすめです。

肥満からくる腰痛にお悩みの場合は、短期的な緩和と長期的な改善の2方向からのアプローチで状況を好転させていきましょう。

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まとめ

肥満による腰痛を少しでも早く緩和したいならマットレスの取り換えがおすすめです。しかし実際に自分にフィットするかは、試してみないと分からないのが難点です。櫻道ふとん店では、一部の敷布団とマットレスの無料お試しを行っているので、ぜひ商品の良さを体感してみてください。