朝起きたときの腰痛の理由は?寝すぎてしまう原因と対策4つ

朝起きたときの腰痛がひどくてつらい、疲れが取れなくてついつい寝すぎてしまう、そんな睡眠トラブルに困っていませんか? それはもしかしたら、あなたの寝る前の行動や寝具などの選び方が適切ではないのかもしれません。 慢性的な腰痛や寝過ぎの原因を解説しながら、熟睡するための改善策4つをご紹介していきましょう。

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腰痛の原因は寝すぎ?なぜ寝すぎてしまうのか

睡眠は、健康な体作りに欠かせません。ですが、眠り過ぎも腰痛などの体の不調を引き起こす原因だということを知っていましたか?

特に次のような状況下では、必要以上に寝すぎてしまう可能性があります。

たっぷり眠って体を休めても、朝起きたときに腰が痛いという場合は、もう一度自分の生活に原因がないか、見直してみてください。

日によって睡眠時間にばらつきがある、睡眠不足

不定期な残業で帰宅時間が遅くなってしまう、面白いゲームや本を見つけてついつい夜が更けるまで遊んでしまい、就寝時間が一定しない。

こういったことは時間を自由に使える大人だからこそ、よくあることです。

翌日は日中眠気と戦い、夕方は早めに眠りについて睡眠時間を取り戻そうとしても、これは眠気を長引かせるもと。

不規則な生活を続けていると体のリズムが乱れてしまい、身体が無意識に不足分を補おうとして、眠気が慢性化してしまいます。

カフェインの摂りすぎ

1杯のコーヒーやお茶は気分転換になるだけでなく、途切れてしまった集中力をかきたてて、英気を養ってくれます。

これは飲み物に含まれるカフェインの覚醒作用によるものですが、日中に摂り過ぎると神経系や循環器系の臓器を興奮させすぎ、疲労感を強くしてしまいます。

加えてカフェインの利尿作用で、睡眠中の体は水分不足を起こしがち。結局夜中にグッスリ眠ることができないので、いつまでたっても疲れが取れず、ズルズルと寝すぎる原因になるのです。

疲労

疲労というものは目に見えるものではなく、本人に自覚がなくてもいつの間にか体に蓄積します。それは体に対する影響だけではありません。

体を酷使しているわけではなくても、難しい仕事の問題や人間関係などでストレスにさらされていると、極度の疲労がたまってしまいます。

そうなると身体は自然と眠って疲れを癒そうとし、寝過ぎを引き起こしがち。特に休日は気が緩んでしまうので、いつまでたってもダラダラと布団から起きられなくなってしまいます。

ホルモンバランスの乱れ

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、この2つの切り替えがうまくいかないと眠りが浅くなるだけでなく、疲れやすくなります。そのためいつまでたっても眠気が取れず、ついつい眠り過ぎてしまうことに。

自律神経のコントロールはホルモンの影響を多大に受けますが、特に月経の始まりに女性の体に大量分泌される黄体ホルモンには、熟睡を妨げる作用があります。

ストレスや環境の変化などによってもホルモンバランスが乱れ、寝過ぎの原因になっているかもしれません。

過眠症

私たちの体は、常に活動と休眠を繰り返していく必要があります。

いつまでたっても眠い、1日10時間以上も眠りに引き込まれてしまう場合には、過眠症などの病気が隠れている可能性も否定できません。

生活習慣などを振り返ってみても原因に心当たりがない場合には、一度病院に相談してみることをおすすめします。

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なぜ寝すぎると腰痛につながるの?

私たちの背骨はちょうど、首から腰にかけてSの字のようなカーブを描いています。

これは立っているときだけでなく、寝ているときであっても理想の曲線。

横になって寝ているときにはこのS字カーブが崩れて、腰にはなんと体重の40%もの重さがかかってしまいます。

この背骨の曲線の崩れを改善するのが、敷布団やマットレスなどの寝具でしょう。寝具が下からしっかり体重を支えて背骨を正しい状態に維持できれば、腰にかかる負担が軽くなり、快適な眠りが得られます。

逆に布団の支えが適切でなければ腰に過剰な負担がかかり、眠りにくくなるばかりか、疲労がどんどん蓄積してしまうことに。

寝具が体にあっていないと普段の眠りが浅くなり、寝不足と感じる日が増えてしまうのです。

その結果長い時間横たわっていても疲れが取れず、眠気が取れないために寝すぎてしまうという悪循環に陥ってしまうかも…。

朝起きたときのひどい腰痛も、こういった布団が体にあっていないことに起因する可能性があります。

寝すぎは慢性的な痛みに繋がるだけでなく、血行不良などの不調も引き起こすリスクもあるのです。

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寝すぎによる腰痛はどうやって改善する?

それでは一体どうすれば腰に負担をかけずに熟睡し、寝すぎを防ぐことができるのでしょうか?

誰でも簡単に取り組める改善策を4つ、ご紹介していきましょう。

寝る前の行動を見直す

人間は昼間行動をして夜眠る生き物ですが、夜になれば自然に眠れるというわけではありません。胃に負担をかけて寝苦しくならないよう、夕食は早めに済ませましょう。

寝る前のストレッチは適度に疲れ、入浴はリラックスさせることで心身を眠りに誘います。どちらも筋肉のコリをほぐし、患部の血行を良くするので、腰痛の改善にも効果が期待できます。

就寝前のひと時のリラックスにと、布団に入りながら読書をしたり、スマホを使ったりしがちですが、これは脳を興奮させるもと。

特にスマホのブルーライトは交感神経を刺激して、眠りにくくなってしまいます。

寝っ転がった際の姿勢の悪さも腰痛を悪化させますので、就寝前のスマホはできるだけ控えましょう。

寝具を見直す

腰に負担をかけずに熟睡をするための最も良い方法は、敷布団やマットレスなどの寝具を見直すことです。

腰痛改善のためにチェックしておきたいのは、サイズと硬さ。体の大きさや柔軟性は一人一人違いますので、横になった時に背骨のS字カーブがきれいに維持できる、しっかりとした厚みと硬さのある良い布団を選んでいきましょう。

もし布団選びに迷ってしまった場合には、櫻道ふとん店の「腰いい寝」がおすすめです。

腰いい寝は眠りが引き起こす腰痛を緩和させるために開発された、高反発・遠赤外線の敷布団。

凸凹形状で体を点で支える構造のため、体圧コントロールは抜群です。

さらに温熱効果で眠りに誘うことで、腰に負担をかけずに熟睡を促がしてくれるのです。

睡眠環境を整える

質の良い眠りを得るためには、眠りやすい環境を整えることも大事です。部屋がいつまでたっても明るいままだと、脳は「まだ昼間」と勘違いをして興奮してしまうかも。夕方以降は徐々に部屋の照明を暗く落としていき、身体や脳を眠りに誘いましょう。

もっとも眠りやすい環境は、布団の中の温度が33℃前後、湿度の目安は55%です。カモミールやラベンダー、ネロリ、オレンジスイートなどの眠りを誘うアロマなども活用して、自分なりに眠りやすい環境を作っていきましょう。

パジャマを見直す

意外に思うかもしれませんが、パジャマが睡眠中の体に与える影響も無視できません。

体が締め付けられると眠りにくくなってしまうので、ゆったりとしたサイズや形状のパジャマを着て布団に入りましょう。

寝汗を吸って快眠を誘うという面では、コットン100%やリネンがおすすめ。シルクのパジャマは肌触りが良く、心地よい眠りに誘う効果が期待できます。

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まとめ

睡眠は本来体を休め、疲れを癒すためのものです。ですが場合によっては、慢性的な腰痛や寝すぎを引き起こす原因にもなりかねません。

ちょっとした心がけ次第では、眠りの質を改善することができるので、ぜひ良い寝具選びを検討してください。

とはいえ布団は実際に横になって試してみないと寝心地の確認ができず、なかなか難しいものがあります。

その点櫻道ふとん店であれば、貸出無料で3週間のお試しレンタルができます。実際に良い布団を試してみることで、あなたの布団選びの参考にしてください。